今回は、休会中の主な活動(視察以外)についてご報告いたします。
1.富谷・黒川地区の活動
私の活動エリアは富谷市、黒川郡(大和町・大郷町・大衡村)です。
4月は春の交通安全県民総ぐるみ運動出動式や黒川高等学校の入学式に出席しました。
翌月には、大和町PTA連合会総会に出席しました。PTA活動の見直しを図りながらも、子どもたちの成長をサポートするためのあり方について積極的に意見交換がなされていました。「部活動の地域移行」についてご意見をお預かりしました。その後、文教警察委員会で、地域移行に関する視察調査を行いました。改めてご報告します。
6月9日には、市町村ごとに消防団消防演習、富谷市において宮城県消防協会黒川地区支部消防操法大会が実施されました。
〇富谷市
仙台のベッドタウンで人口の約9割が新興住宅地居住者です。県が主導する病院再編構想の移転候補地にもあげられています。来年度より工業団地(約135ha)の造成を開始する予定です。
〇大和町
台湾の半導体工場の誘致が決定している大衡村の南部に位置しています。関連企業の受入を強化するため「企業立地推進室」の設置を計画しています。国道4号線沿いにある黒川消防署(1973年開庁)は、宮城豪雨(2015年9月)と台風19号(2019年10月)の浸水被害を受けました。災害時に消防機能を維持できるように、2026年4月に町内での移転が決まっています。陸上自衛隊の大和駐屯地もあります。
〇大郷町
中粕川地区は、台風19号による吉田川の堤防決壊により大きな被害を出しました。床上浸水対策事業は完了しています。来年3月までに防災の拠点施設となる「コミュニティーセンター」が建設予定です。災害時は避難所となりますが、通常は地区の集会所として使用される予定です。大郷町は過疎地域です。サッカー関連事業を誘致し、農業振興と連動させる「スマートスポーツパーク」(SSP)構想について検討が重ねられています。
〇大衡村
宮城県唯一の大衡村は、宮城県のほぼ中央に位置します。早ければ2026年に操業が開始します。最初は450~500人規模が雇用されますが、本格化稼働する2029年には1200人が勤務する予定です。現在、富谷市・大和町・大衡村で連携して、交通渋滞緩和のために、県道大衡仙台線の建設を促進するよう宮城県知事と宮城県仙台土木事務所への要望活動を終えたところです。5月に大崎市で行われた「江合・鳴瀬・吉田川水系改修促進期成同盟会並びに鳴瀬川促進期成同盟会の総会」において、半導体工場の稼働により水不足を招かないように留意するとの言及がありました。
2.常任委員会・特別委員会等の活動
(1)常任委員会「文教警察委員会」
毎月、委員会が開催されています。県内視察(角田・坪沼・利府・気仙沼)については、改めてご報告します。
①県立高校の学級数の見直しについて
今年度、高校の在籍数は14,400人(全日制13,440人・定時制960人)と12年連続で減少しています。次年度、富谷高等学校普通科の募集定員は、7学級280人から6学級240人に変更します。
②全日制高校「idealスクール」(通称)
2027年度に広瀬高校(仙台市青葉区落合)の敷地内に開校することが発表されました。不登校や中退を経験した生徒の学び直しや、多様な生徒の興味や進路希望に対応した環境の整備を目指します。
(2)特別委員会「地域交通対策調査」
参考人及び意見聴取を実施(4月18日)、栗原市・登米市・利府町で調査(5月17日)を行いました。改めてご報告します。
(3)広報委員会
9月3日(火)に「県民と宮城県議会議員との意見交換会」を企画しました。
「第392回県議会」(令和6年6月定例会)は、13日(木)午後1時に開会予定です。本会議の前に、議会庁舎1階にて「第70回県議会ラウンジコンサート」が開催されます。今回は、直江慶子さんによるピアノリサイタルです。ご都合がつくようでしたら、奮ってご参加ください。